BEKO製洗濯機

今日も朝から快晴で、午後になっても順調に好天を維持している、我々が住むロンドン郊外の田舎町である。地元小学校に通う11歳息子は、やっと無駄な中間休みが終わり昨日から学校がスタートしていることだし、いい天気を無駄にすることがないというだけで、朝から絶好調の気分であった。

が、朝食べた鮭のパテが原因と思われる謎の蕁麻疹に一瞬恐怖が襲ってきた。顔全体というか特に額と目の周り、首の周りが突然すごく痒くなったのである。このパテは、2日前に買ったばかりでそれほど古くなっているはずはないが、これくらいしか原因になりそうなものはないわけであり、魚はやはり甘くみてはいけないということであろうか。

幸い、赤い蕁麻疹も、家をでる頃には治まったのでよかったが、鏡をじーっと見つめているときに頭のてっぺんあたりに白髪を2本見つけた。

私はこの41年間の人生の中で一度も髪を染めたことがなく、比較的楽観的であまりストレスを感じる性格ではないことが幸いしてか、たいした白髪もなく若さを保っていることを誇りに思っている。白髪は自分の若さを測る重要な基準であるから、そもそも、白髪などあってはならないわけであり、もっと優雅に生活することを心がけようと朝から気をひきしめた。

さて実は昨日、見事に洗濯機が配達された。洗濯機が使えなくなってから新品到着まで9日であるから、このサービスレベルが恐ろしく低く、人の時間を無駄にすることなどなんとも思っていないどころか、いつもくだらない言い訳をして、客に不快感を与えるのが大得意の業者ばかりが蔓延るイギリスにおいては、ギネスブックに載せてもいいくらいのスピード対応だと評価している。

新品配達の1時間後くらいに、ちょうど近くにいるから、と恒例の爽やかエンジニアも到着し、さっと自分の任務を果たして去って行った。エンジニアは、私の賃借するフラットを管理する不動産屋の専属っぽくて、電化製品を注文して配達させるということを日常的に行っているようであるが、それにしても今回のこの「AO」という配達業者の対応はお粗末だったと、意外にも驚いていた。こんなのはこの国では日常茶飯事では?と思っていたが、このAOは問題は少ない方のようで、今までにこのような不手際があったことは1度しかなくて、今回の私の件が2度目だと言っていた。

なんと、ただ私の運が悪かっただけということのようである。

新品なのは嬉しいが、やや気になるのが、「BEKO」とかいう聞いたこともないブランドである。先ほどグーグルしたら、「トルコの電化製品のメーカー」であるという。

間違いなく一番安かったんだろう。寿命は3年、だが保証期間の2年以内に必ず故障があると予想している。

ただ救いは、このBEKOには、「デイリークイック」という、30分で完了するメニューがあることである。つまり、水の温度0度を設定できるわけであり、どっちみち粉末洗剤を使用するわけではないから、お湯など必要ではない、むしろ無駄な時間と電気代がかかるので水でけっこう。最後のスピンの高速度が1,600から1,400へ落ちたが、それは仕方がない。下手に高速すぎて、トルコの技術に追いつかず洗濯機の耐久性に問題が出てくるよりはマシである。

とりあえず、洗濯が毎日できる普通の生活を、貴重だと感謝して楽しむ夕方が続きそうである。

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